キノガッサ

タイプ くさ/かくとう
特性 ポイズンヒール(どく状態の時、毎ターンHPが減少する代わりに1/8ずつ回復する)
ほうし(接触技を受けた際、相手を各10%の確率で毒、麻痺、眠り状態のいずれかにする)
隠れ特性 テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
キノガッサ 60 130 80 60 60 70

4倍弱点 ひこう
2倍弱点 ほのお/こおり/エスパー/どく
1/2 みず/くさ/でんき/じめん/いわ/あく
1/4  
無効  


基本的な動き

どくどくだまで状態異常を防ぎつつ、みがわりの体力減少も補うポイズンヒール型と、高火力のタネマシンガンやマッハパンチで押していくテクニシャン型が存在し、いずれも脅威。
現環境はテクニガッサが多い傾向にあるが、型を読み違えると非常に危険なのでポイヒ型にも注意しておきたい。

命中100の催眠技であるキノコのほうしを覚えるため、素早さで抜かれているポケモンは一方的にハメられる危険性もあり、対策が必要。

ポイヒガッサ

キノコのほうし+みがわり+ローキック+サブウェポンの技構成が基本。
まもみがでの無限ガッサもある。
当然持ち物はどくどくだま一択。

ポイズンヒールの後押しを受けて先制ほうしからのみがわり連打、みがわりが残ったところで攻撃に転じる。
速い相手はローキックで抜いて上記の形に持ち込む。

テクニガッサ

タネマシンガンとマッハパンチの破壊力が高いため、カバドリに対して非常に強い。
残りの2枠はローキック、岩技、剣舞、キノコのほうしなど。

スカーフめざ飛以外のニョロトノにも強いため雨パにもある程度有効だが、キングドラを相手にするのが厳しいほか、ハッサムのとんぼがえりからラティオスが出てくる場合などもあり単体で任せられるほど好相性とはいえない。

いじっぱりハチマキor珠などマッパ主軸の火力重視型なら攻撃範囲を重視してほうしを切るという選択肢も十分にある。特にハチマキだとほうしの採用価値は低い。
ハチマキ型はマッハパンチの破壊力をメインに据え、終盤のクローザーとしての役割を担う。
珠持ちはサンダーなどの飛行ポケに対し交代読みでローキックもしくはがんせきふうじを当て、先手を奪って岩技でトドメを刺すこともできるのが強み。

ようきの場合はポイヒ型同様最速仕様でほうし→みがわりや剣舞で補強する。
タネマシンガン/マッハパンチ/キノコのほうし/みがわりが基本。
ほうし→剣舞は強力だが相手が即起きする可能性を考えるとリスキーで、ギャンブル性が強い。
ほうし→みがわりであれば即起きされてもみがわりを盾に再度ほうしを撒けばいいので安定性が高い。
マンムーユキノオーを上から突破するためにスカーフを持たせる型も急増している。
スカーフほうし撃ち逃げも非常に強力。

技候補

ポイヒガッサ向け

物理技 タイプ 威力 命中 備考
ローキック 格闘 60(90) 100 相手の素早さが1段階ダウン。
ドレインパンチ 格闘 75(113) 100 HP吸収効果で回復の補助にもなる。
タネばくだん 80(120) 100 安定火力の草技。
タネマシンガン 25(38) 100 2~5発ヒットする。
タスキを貫通できるがポイヒ型だと火力の安定感にやや難がある。
からげんき ノーマル 70(140) 100 ()内はどく状態での実質火力。
格闘半減の相手に。
きあいパンチ 格闘 150(225) 100 後攻技。相手からダメージを受けると失敗する。
主にみがわりとセットで。
汎用性は低いが火力は高い。
ストーンエッジ 100 80 呼びやすいラムウルガモスなどに撃つ。
威力重視のエッジか命中重視のいわなだれかは選択で。
いわなだれ 75 90

補助技 タイプ 効果 命中 備考
キノコのほうし ねむり 100 ガッサの代名詞。対策されていない70族以下を完封可能
みがわり ノーマル - - 紙耐久なガッサの生存率アップに役立つ。
まもみがで無限ガッサ。
まもる ノーマル - - 無限ガッサが採用する。
やどりぎのタネ - 90 ポイヒの回復量補助に。

テクニガッサ向け

()内はタイプ一致補正・テクニシャン補正の両方を加えた実質的な威力。

物理技 タイプ 威力 命中 備考
ローキック 格闘 60(135) 100 相手の素早さが1段階ダウン。
優秀な追加効果に加え主力技としての威力も十分。
タネマシンガン 25(57) 100 2~5発ヒットする。
2発でタネばくだんとほぼ同等の威力になるのでテクニ型の草技はタスキも貫通のこちらで
ストーンエッジ 100 80 呼びやすいラムウルガモスなどに撃つ。
威力重視のエッジか命中重視のいわなだれかは選択で。
いわなだれ 75 90
がんせきふうじ 50(75) 80 相手の素早さが1段階ダウン。
威力もいわなだれ並だが命中にやや難。飛行への交代読みならS抜いて2発当てるより始めからエッジを撃った方がいい場面も多い。

補助技 タイプ 効果 命中 備考
キノコのほうし ねむり 100 対策されていない70族以下を完封可能。剣舞の起点作りにもなる。
みがわり ノーマル - - 紙耐久なガッサの生存率アップに役立つ。
つるぎのまい ノーマル - - 攻撃が2段階上昇。


もちもの候補

  • どくどくだま
 ポイヒ型はこれで確定。

  • こだわりスカーフ
 いじっぱりでも115族と同速になるため、マンムーテラキオンを狩れる。
 対峙した相手によって攻撃とほうし撃ち逃げの二択を選べる。

  • きあいのタスキ
 耐久が低く弱点も多いキノガッサの安定感を増すが、砂や霰で潰されてしまうため天候メタに使う場合には採用しづらい。

  • いのちのたま
 技を縛られずに攻撃力をアップでき、扱いやすい。
 ようきでもマッハパンチでドリュウズが確1になるのは有名な話。

  • こだわりハチマキ
 いじっぱりA252振りならドリュウズのみならずバンギラスユキノオーもマッハパンチで確殺、タネマシンガンを撃てばニョロトノを2Hit、カバルドンを3Hitで落とせる火力。
 さらにローキックでウルガモスも確2、ラティオスすら高乱数2発(94.5%)で持っていくため安易な後出しを許さない。

調整の目安


攻撃

基本はA252振り。ポイヒ型はHP16n+1調整が必要なので攻撃から少し削る。

耐久

ポイヒ型はHP16n+1調整。
テクニガッサは素早さ調整の余りをHに振るケースが多い。

素早さ

ほうし持ちはより多くの相手を抜いて完封するためようき最速にするのが基本だが、同速近辺のポケモンはそれに合わせた抜き調整をしていることも多い。

無補正228振り:S1段階ダウン最速ボルトロス抜き

対策

多くの場合交換読みキノコのほうしを警戒する必要があるためラムカゴなしでの後出しは厳しい。
基本的に自分より速い高火力アタッカーには軒並み弱いが、テクニガッサの場合格闘弱点はマッハパンチで突破されかねない。
スカーフバンギラスドリュウズサザンドラユキノオーテラキオンマンムーパルシェンなどはハチマキマッパの射程圏内なので注意が必要。

格闘・草半減。
どくどくだま発動orみがわりで催眠も防ぐ。
珠テクニガッサのローキック→エッジも耐える。
飛行技かこおりのキバで仕留める。

格闘無効、草半減。
見せ合いに入れておくだけでローキックが安定行動にならなくなるため読み合いに持ち込める。
交換読みでの岩技には注意。

格闘および草半減。
シャンデラ同様交代読みでの岩技に注意。
また、上述の通りハチマキテクニガッサのローキックで確2にされてしまうのでテクニガッサには注意が必要。

とんぼがえり安定。
キノガッサ側はほうし撃ち逃げくらいしかすることがない。

格闘および草半減。
相手がテクニガッサの場合、繰り出し際にローキックを喰らうとそのまま抜かれて落とされかねないため、ハッサムなどの後攻とんぼがえりを経由するのが望ましい。

具体例


  • 最終更新:2012-09-11 15:00:12

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